ちょっと、知る楽しみ ⑤
丘陵地区内には、「紅葉坂」があります。カエデの街路樹も見られます。
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カナダの国旗には、カエデの葉がデザインされていす。カエデが多いのでしょうか?
(クリックすると拡大します)
「メイプルシロップ」も有名です。最近、秩父でも地元産の「メイプルシロップ」を新名物にしています。お菓子がたくさん売られています。日本で秩父は、カエデの種類を多く観察できるところだそうです。
(クリックすると拡大します)
カエデ・モミジ(カエデ類)の鑑賞は紅葉だけではありません。
初夏の今、カエデ類はプロペラのように回転して落ちる、羽根つきの種を付けています。
付近の地上には、発芽した幼苗があるかも知れません。
YouTube カエデの種の舞
https://www.youtube.com/watch?v=r4urT74yq6c
カエデ類は種だけでなく、葉の形も変化に富みます。
種類ごとに種や葉の形を観察してみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、
カエデもモミジも分類上「カエデ科カエデ属」で同じ種類です。
特に紅葉するものをモミジと呼びます。
カエデ類の予備知識を得るには、
森林公園中央口からの「カエデ園」が適しています。
様々なカエデが集められ解説板が設置されていますよ。
written by 「田木山」2017/07/04
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ちょっと、知る楽しみ ④
薪炭林薪炭林の生産を止めてから50年。 樹齢は50年と推定します。 (クリックすると拡大します)
写真を見てください。 山桜です。
このような姿を「株立ち」と呼ばれています。なぜ何本にも分かれているのでしょうか?
切り株から、萌芽(新芽)が伸び育ったものです。比企の里山には、このような姿の樹木をたくさん見ることが出来ます。
「株立ち」は、木を伐り「薪や炭」を生産した後の名残です。江戸時代から比企の住民は、薪や炭を生産し、川を使って江戸へ供給していたのです。たぶん昭和30年代まで続いたのでしょう。都市部での熱源は、知らぬ間に石油や電気、ガスに変わりました。
さて、株立ちをした樹木は20年くらいで薪・炭に適した太さに育つそうです。そこでまた伐採します。
そしてまた、萌芽を待ちます。その繰り返しです。比企の里山に巨木・古木が残っていないのも分かるような気がします。
薪・炭にしやすい樹木は「山桜、コナラ、カシ、クヌギ、イヌシデなど」です。このような樹木の多い林を「薪炭林」と呼びます。人工林である、杉やヒノキ林よりも動植物も多く、キノコも発生します。
「薪炭林」は変化に富み、自然豊かな林です。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ちなみに、
森林公園には見事な「株立ちの木」がたくさんあります。
高坂丘陵地区周辺を散策すると「薪炭林」をたくさん観察できます。
古人の営みを体感しながら豊かな環境を楽しみたいものです。
written by 「田木山」2017/06/06
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「薪炭林」
何と読むか?
ちょっと聞きなれないので検索してみました。
「しんたんりん」。
薪 (たきぎ) や炭の原料となる木材を採取するための森林。クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、エノキなどの樹種で構成された、いわゆる里山の雑木林を指す。 (出典:デジタル大辞泉)
ちょっと、知る楽しみ ③
樹木名について調べてみました。名前が付いた理由です。
ヒノキ(桧)
火を起こすときに使う木。火の木
ヒノキの名称は、「すぐ火がつく」から「火の木」となったとの説もある(錐もみ法で火を付けるときにヒノキを用いることも多い)。しかし、上代特殊仮名遣によると、ヒノキの「ひ」は甲音であるのに対して、火の「ひ」は乙音なので、上代特殊仮名遣を前提とするならば、この説は妥当ではないとする見かたもある。(ただし上代特殊仮名遣には異論も存在する。詳しくは当該項目を参照。) その他、神宮の用材に用いるところから「霊(ひ)の木」、「日」は太陽を表す最も古い語形で最高のものを表すところから「日の木」とする説があり、「日」「霊」共に甲音なので、いずれかがヒノキの語源と考えられる。
(引用)Wikipedia:ヒノキ
スギ(杉)
真っすぐ伸びる木。
スギの名の由来は、真直ぐの木「直木」から来ていると言われる(大和本草)。本居宣長は古事記伝神代七之巻にて、スギは傍らにはびこらず上へ進み上る木として「進木(ススギ)」が語源としており、「直木(スグキ)」は誤りであるとしている。
(引用)Wikipedia:杉
ヤナギ(柳)
弓矢に使った。矢の木。
>Wikipedia:検索してみてね。
クス(楠)
薬の木。痛み止めに使いました。
全体に特異な芳香を持つことから、「臭し(くすし)」が「クス」の語源となった。「薬(樟脳)の木」が語源とする説もある。またそのことや防虫効果から元来虫除け(魔除け:アジア圏では古来から虫(蟲)は寄生虫や病原菌などの病魔を媒介すると考えられていた)に使われたくす玉(楠玉)の語源であるという説もある。材や根を水蒸気蒸留し樟脳を得る。そのため古くからクスノキ葉や煙は防虫剤、鎮痛剤として用いられ、作業の際にクスノキを携帯していたという記録もある。また、防虫効果があり、巨材が得られるという長所から家具や飛鳥時代の仏像にも使われていた。
(引用)Wikipedia:楠
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%82%AD
コブシ
実が拳(こぶし)の様だから。
果実は集合果であり、にぎりこぶし状のデコボコがある。この果実の形状がコブシの名前の由来である。
高さは18m、幹の直径は概ね60cmに達する。
3月から5月にかけて、枝先に直径6-10cmの花を咲かせる。花は純白で、基部は桃色を帯びる。花弁は6枚。枝は太いが折れやすい。枝を折ると、 芳香が湧出する。アイヌ地方では「オマウクシニ」「オプケニ」と呼ばれる。それぞれ、アイヌの言葉で、「良い匂いを出す木」「放屁する木」という意味を持つ。樹皮は煎じて茶の代わりや風邪薬として飲まれる。
(引用)Wikipedia:コブシ
クヌギ(椚)
なににでも利用しやすい木。国の木。
クヌギは成長が早く植林から10年ほどで木材として利用できるようになる。伐採しても切り株から萌芽更新が発生し、再び数年後には樹勢を回復する。持続的な利用が可能な里山の樹木のひとつで、農村に住む人々に利用されてきた。里山は下草刈りや枝打ち、定期的な伐採など人の手が入ることによって維持されていたが、近代化とともに農業や生活様式が変化し放置されることも多くなった。 材質は硬く、建築材や器具材、車両、船舶に使われるほか、薪や椎茸栽培の榾木(ほだぎ)として用いられる。
(引用)Wikipedia:クヌギ
ケヤキ(欅)
普通の木より際立った木。敬(け)やすべき木。
木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の指物に使われる。日本家屋の建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられた。現在は高価となり、なかなか庶民の住宅には使えなくなっている。
(引用)Wikipedia:ケヤキ
カツラ(桂)
香り立つ木。落ち葉はいい香りがします。
>Wikipedia:検索してみてね。
マツ(松)
神の降りるのを待つ木
マツ(松)の由来は、「(神を)待つ」、「(神を)祀る」や「(緑を)保つ」が転じて出来たものであるなど諸説ある。後述のように東アジア圏では神の下りてくる樹や不老不死の象徴として珍重されることを考えると「待つ」から転じたという説がいかにもそれらしい。
(引用)Wikipedia:マツ
マタタビ
実を食べてまた旅に出られる。
一説に、「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになった」ことから「復(また)旅」と名づけられたというが、マタタビがとりわけ旅人に好まれたという周知の事実があるでもなく、また「副詞+名詞」といった命名法は一般に例がない。むしろ「またたび」という字面から「復旅」を連想するのは容易であるから、典型的な民間語源であると見るのが自然であろう。
(引用)Wikipedia:マタタビ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%BF%E3%83%93
カエデ(楓)
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葉っぱがカエルの手に似ているから。
カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。
(引用)Wikipedia:カエデ
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ちなみに、
ナラ(楢)、シイ(椎)、カシ(樫)、マツ(松)という木は正確にはありません。皆「総称」です。
ナラ類は「コナラ」「ミズナラ」などであり、シイ類では「スダジイ」「ウバメシイ」など、
カシ類は「シラカシ」「アラカシ」などがあり、マツ類は「アカマツ」「クロマツ」などです。
また、この街の各公園では、「街づくり公団」が樹木に名札をつけてくれています。
コナラ、クヌギなど散歩の途中に見て歩くのもお薦めです。
written by 「田木山」2016/12/20
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ついでに、
誰が命名したのか・・・、植物の変な名前の由来を検索してみました。
・アアソウカイ
・ションベンノキ
・ミッキーマウスの木
・キソウテンガイ
・ハキダメギク
・ハシリドコロ(キチガイナスビ) などなど。
(参考)NAVER まとめ
植物の変な名前の由来まとめ 画像もあって参考になりますよ。
https://matome.naver.jp/odai/2140014625343372301
我が街「むさし緑園都市高坂丘陵」は、緑地、公園が多いのが第一の特色です。
散歩道に沿っては、建設前からの里山に生える「コナラ・クヌギ・イヌシデ」などが残っていますが、車道沿いにはいろいろな樹木が約十種植えられています。街の緑の変化を考えて、いろいろな樹木が植えられています。
散歩をしながら、図鑑をもって並木の樹木名を訪ねてみるのはいかがですか。
知ることは楽しみが倍増します。
④丘陵センターから松風公園に沿って、葉が大きな「トチ」別称「マロニエ」並木です。
(2020/06/03 追記)
マロニエ(西洋トチ)
丘陵活動センターと松風公園の間の坂道(バス通り)に街路樹マロニエが約100本植えられています。シャンソンにも歌われる樹です。葉は大きくまとまって一枚です。
似た樹木。日本では「トチノキ」があります。秩父や顔振峠などの山地に見ることが出来ます。秋には、大きな栗に似た実が落ちます。
トチ餅はたいへんおいしい物です。
森林公園で見ることが出来ます。
additional notes by 「田木山」2020/06/01
⑤千年谷公園から松風台南にかけては「マテバシイ」です。樹が育つと、大きなどんぐりが落ちます。
皆さんも、お暇な時間を見つけて、
観察しながらの散策をしてみてはいかがでしょうか。
written by 「田木山」2016/08/26
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ぶら~り東松山(観光情報) 銘木ガイド
松風公園のタギョウショウ
(平成21年3月名木認定)
http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/kanko/shizen/meiboku/1351670798175.html
千年谷公園のマロニエ
(平成21年3月名木認定)
http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/kanko/shizen/meiboku/1351670758366.html
ところが、
現時点では(2016/08/18)こんな感じで、やせ細っていました。
これから、養生して立派に、元気になれば良いのですが・・・
(2020/03/12)
もうすでに、朽ち果てて・・・ 在りません。
(2020/06/03 追記)
市の姉妹都市のオランダ・ナイメーヘン市より寄贈され千年谷公園に植樹されましたが、枯れてしまいました。
additional notes by 「田木山」2020/06/01
ちょっと、知る楽しみ ①
キュウリの生食は明治以降に広がった習慣といわれています。
江戸時代の人はあまり食べていなかったようです。従って、キュウリの品種改良も主に明治以降に進んだと言われています。
キュウリは「胡瓜」と書くように中国(西域)から伝わった野菜です。胡麻(ごま)、胡桃(くるみ)、胡椒(こしょう)などと一緒です。
キュウリは大きく分けて次の二系統になります。表面のイボイボをよく観察してください。イボの中心が白い種類と、黒い種類があります。
いまは白イボ系に駆逐されてしまい、まれに地方の産地直売所等で見ることが出来ます。
※上のキュウリが白イボ系、下が黒
※イボと呼ぶより刺のような、刺さると (>_<) 。
(画像クリックで拡大します)
・白イボ系
皮が柔らかくみずみずしい。現在はほとんどこの系統のキュウリです。
・黒イボ系
皮がやや固く、しっかりした歯ごたえがあり、おいしいキュウリです。漬物に合います。
変わった種に「太キュウリ」があります。
直径6~7cm 長さ15~20cmのずんぐり型の姿です。食べた方もおられるでしょう。キュウリとウリの中間種のようです。肉厚でおいしいです。
石川県の加賀太キュウリや長野県須坂市の八町キュウリなどが有名です。
石川県
加賀太キュウリ
長野県須坂八町キュウリ
(画像クリックで拡大します)
これから益々おいしくなるキュウリの豆知識です。
キュウリを楽しみましょう。
written by 「田木山」2016/06/21
(2016/06/21)みそでつまみに。
> 彩茶話のねたへ
(2016/06/26)
NHKの”あさいち”ってページに掲載されていましたね。ありがとうございました。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/160621/recipe_1.html
(うえのじ)
Up早々のコメントを有難うございます。
キューカンバーウォーターって知りませんでした。
ギネスブックにキュウリが「世界一栄養がない果実」のTopになっているようなので栄養価はどんなものでしょうか?
やっぱり、美味しければ良いですよね。そうですね、今度、挑戦してみます。
(うえのじ)
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